「小論文ってどうやって書くのかな?」
「小論文を上手く書きたいけどどうすればいいのかな?」
このような疑問や悩みを抱えた人に向けた記事となっています。
小論文とは
小論文とは、作文のような自分の体験や感想を書くだけの文章ではなく、問われたことに対して自分の意見を述べ、その理由を筋道たてて説明する文章のことをいいます。
入試や就職試験、高校や大学の課題などで小論文を書くことになるでしょう。
根拠や理由を明確にし、読んだ人が必ず納得できるような文章であることが大前提です。
小論文の書き方とは
小論文の書き方は、基本的に以下の通りです。
①問題提起を行い、結論を軽く予告する。(序論)
②序論で書いたことについて、具体的な根拠や理由を示す。(本論)
③主張や意見を明確にし、文を締めくくる。(結論)
上記のように、小論文を序論、本論、結論の3つの構成に分けると非常に書きやすくなります。
序論、本論、結論の3つの構成に分け、それぞれに埋め込んでいくイメージです。
小論文の3つの構成とは
先ほども述べたように小論文は基本的に、序論、本論、結論の3つの構成に分けて書きます。
それぞれの構成についてしっかりと理解していれば、さらに小論文が簡単に書けるようになってきます。
3つの構成を1つづつ解説していきたいと思います。
小論文の構成 序論
序論とは、本論への導入部分として、小論文の一番最初に書く文章のことです。
文章を通してこれから何を述べるのか、自分の意見、何を主張したいのかを書きます。
序論で何を述べるのか、何を主張したいのかを明確にしておくことによって、これからどのようなことが書かれているのかを相手に伝えることができます。
小論文の構成 本論
本論とは、序論で述べた意見や主張を裏付ける理由をかくところです。
具体的な根拠や例、考察を論理的・客観的に述べ、説得力のある文章にすることが重要です。
また、自分の想像で書くことや、説得力のない文章にならないように注意する必要があります。
小論文の構成 結論
結論とは、序論、本論をまとめ、自分の意見や主張をもう一度書くところです。
序論や本論とは関係のないことは書かないように注意しましょう。
まわりくどい文章にならないよう、シンプルで簡潔に書いたほうが良いでしょう。
小論文を書く際の注意点
小論文を書く際に注意すべきことは5つあります。
・誤字脱字が無いようにする。
・話し言葉の使用を避ける。
・論理的な文章を書く。
・文章に一貫性を持たせる。
・「○○と思う。」を使いすぎない。
小論文を書く際の注意点5つを解説していきます。
誤字脱字がないようにする
小論文だけに限ることではないですが、書いてる最中や書き終えた後に見直しを行い、誤字脱字が無いようにしましょう。
見直しは1度だけではなく、何度も行ったほうが良いです。
当然ですが、試験などの場合には減点の対象となるので細心の注意を払うことが必要です。
話ことばの使用を避ける
話し言葉とは、日常生活などで会話をする際などに用いられる言葉のことをいいます。
話し言葉 | 書き言葉 |
やっぱり | やはり |
どっち | どちら |
ちゃんと | きちんと |
~じゃない | ~ではない |
すごい | とても、非常に |
友達とのメールなどでは話し言葉を使用しても良いですが、小論文など文章を書く際には、話し言葉ではなく、書き言葉を使用しましょう。
論理的に書く
小論文では、文章を論理的に書くことが必須です。
論理的に書かなければ、「何が言いたいのか分からない」、「話の内容を理解しづらい」といった文章になってしまいます。
しっかりと文章の道筋を立てて書き、相手にわかりやすく書いていきましょう。
文章に一貫性を持たせる
文章の途中で主張や意見、根拠などが変わってしまうような一貫性のない文章ではいけません。
話が途中でかわる一貫性のない文章だと、何を伝えたいのかが分からず、相手が混乱してしまう恐れがあります。
最初から最後まで主張や意見、根拠を変えず、文章を書きましょう。
「○○と思う。」を連発しない
小論文は自分の意見や主張を書いていくので「○○と思う。」という文末になることがあります。
決して使用してはいけないということではありませんが、「○○と思う。」を何度も使うと、小論文ではなく感想文のような文章になってしまう恐れがあります。
また、自分の主張や意見に自信がなさそうな印象を与えてしまうので、「○○と考える。」や、「○○である。」などはっきりと言い切りましょう。
小論文の勉強方法
小論文を書けるようになるための勉強として有効な方法は以下の通りです。
・実際に書いてみる。
・語彙力を高める。
・小論文の基本的なパターンを覚える。
・参考書を使う。
・優れている小論文を読む。
小論文には上記の6つのような勉強法があります。
「小論文に必要な知識を身につける」⇒「実際に書いてみる」⇒「添削してもらう」という順番で勉強を繰り返すことによって、より良い小論文を書くことができるようになります。
まとめ
以上が、構成や注意点を踏まえた小論文の書き方です。
記事で説明している通り、序論、本論、結論の3つに分けて書くことを意識すれば、小論文が書きやすくなります。
あとは注意点を意識して、難しく考えすぎず書いてみてください。
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