朝と夜のどちらに勉強を行うかは人それぞれです。
自分の性格や生活リズムによって朝勉強か夜勉強のどちらにするか決める人もいるでしょう。
しかし、より効率的、効果的に勉強をしたい場合には朝勉強と夜勉強のメリット・デメリットを考慮したうえでしっかりとした計画を立てたほうが良いです。
今回は、朝勉強と夜勉強のどちらが良いのかをメリット・デメリットを踏まえた上で解説します。
朝勉強と夜勉強どっちが良い?
結論から言うと、どちらも勉強に適しています。
なぜかというと、朝と夜では脳の状態が異なり、取り組んだほうが良い教科や学習内容が変わってくるからです。
つまり、朝と夜のどちらにもメリットがあるということです。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあるので、自分の目的や朝と夜のメリット・デメリットを考慮したうえで学習計画を立てると良いでしょう。
朝勉強と夜勉強の両方のメリットを学習計画に取り入れ、朝と夜両方とも学習に取り組むことが理想的です。
朝勉強のメリット
まずは朝勉強のメリットから解説していきます。
朝勉強のメリットは5つです。
・脳が整理されている。
・時間制限があるので集中力が増す。
・当日のうちに復習ができる。
・勉強を習慣化しやすい。
・邪魔がない環境で勉強できる。
1つずつ解説していきますのでご覧ください。
脳が整理されている
睡眠をとることによって脳内が整理され、起床後の2~3時間以内は記憶を収納したり物事を考えたりするのに最適な状態になっています。
また、脳が疲れておらずフレッシュな状態ですので、集中力の高い状態で学習に取り組むことができます。
朝起きてからの2~3時間は脳のパフォーマンスが1日で最も高く「脳のゴールデンタイム」ともいわれています。
脳が活性化して勉強に最適な時間帯に勉強をしない手はないですよね。
時間制限があるので集中力が増す
例えば高校生が朝勉強をする場合には、学校や部活動に間に合うように終わらせなければななりません。
実は人間は、時間制限や締め切りがあることによって集中力が増すことが分かっています。
夏休みの最終日、締め切りが次の日ですので超人並みの集中力で宿題に取り組むことができますよね。
つまり、時間制限や締め切りがあることによって「夏休みの最終日」のような高い集中力をもって勉強に取り組むことができます。
当日のうちに復習できる
朝勉強することによって、その日のうちに復習することが可能になります。
同じ情報を繰り返しインプットすることによって脳が必要な情報だと判断し記憶に残るようになるので、復習はとても大切です。
特に、新しい情報は忘れやすいので早めの復習が望ましいです。
勉強を習慣化しやすい
朝は他の予定が入る可能性が少なく、勉強を習慣化しやすい時間帯です。
始めは朝早く起きるのが辛く、睡魔に負けそうになりますが、習慣化してしまえば歯磨きや入浴と同じ生活の一部となり継続することができます。
早起きが苦手な人は、30分でも良いので朝勉強をして慣れていくと良いでしょう。
邪魔がない環境で勉強できる
朝は夜に比べ邪魔するものが少なく、集中しやすい環境で勉強をすることができます。
邪魔するものとは以下のようなものです。
朝5時頃に、面白いテレビ番組や友達からのLINEなんてほとんどないですよね。
ですので、集中して勉強をすることができるでしょう。
朝勉強のデメリット
朝勉強のデメリットは2つです。
・朝早く起きるのが辛い。
・睡眠時間が短くなる。
以上の2つを解説していきます。
朝早く起きるのが辛い
朝勉強は習慣化できるまで、何といっても朝早く起きることが辛いです。
朝起きれずに挫折してしまう人も少なからずいるでしょう。
しかし、早起きが苦手な人でも、前日の夜の過ごし方や朝起きてからの行動によって、バッチリ目覚めることが可能です。
朝早く起きる方法を解説していますので以下の記事も合せてご覧ください。
睡眠時間が短くなる
朝勉強は早起きをするため、前日の夜の過ごし方によっては睡眠時間が短くなってしまう恐れがあります。
睡眠時間を削ることは勉強に悪影響ですので注意が必要です。
十分な睡眠がとれていなければ、学習効果や集中力などが低下します。
ですので、朝勉強をする際には十分な睡眠をとるように心がけましょう。
夜勉強のメリット
夜勉強のメリットは以下の2つです。
・記憶に定着しやすい。
・勉強時間を確保しやすい。
以上の2つを解説していきます。
記憶に定着しやすい
就寝前の勉強は記憶に定着しやすくなります。
なぜかというと、睡眠中に脳が記憶の整理や定着の作業を行うため、その直前に勉強したことはより記憶に定着しやすくなるのです。
就寝前は「記憶のゴールデンタイム」といわれています。
ですので、英単語や漢字、歴史など暗記系の勉強は寝る前がおすすめです。
勉強時間を確保しやすい
朝勉強だと、朝早く起きたり次の予定の時間を気にしたりしなければいけませんが、夜勉強の場合には時間に縛られることがなくなります。
つまり、勉強時間を多くとれるという点に関しては夜勉強の方が良いです。
じっくり時間をかけて勉強をしたいという人は夜勉強が合っているでしょう。
しかし、時間が多くあるからといってダラダラ長い時間勉強しないように注意が必要です。
夜勉強のデメリット
夜勉強のデメリットは以下の3つです。
・疲労している。
・生活リズムが崩れる。
・勉強の邪魔がたくさんある。
順番に解説していきます。
疲労している
夜は疲労が溜まっており、集中して勉強に取り組むことが難しくなります。
また、身体だけではなく脳も疲労しているので、強い睡魔に襲われます。
このような疲労している状態で勉強すると、集中できずにダラダラしてしまい時間対効果が低くなってしまいます。
ですので、夜遅くまでガッツリ勉強するのではなく、暗記系の学習を短時間で終えるのが良いでしょう。
生活リズムが崩れる
夜勉強をする人は睡眠を削りがちです。
そうすると、十分な睡眠をとることができず次の日のパフォーマンスに影響が出てしまいます。
また、一度夜更かしをすると、早く寝たいのに「次の日も遅くまで寝れなくなる」ということも起こってしまいます。
生活リズムは非常に崩れやすいので、夜勉強する際には睡眠時間をしっかりと確保するようにしましょう。
勉強の邪魔がたくさんある
夜は勉強の邪魔がたくさんあります。
たとえば面白いテレビ番組や、友達からの連絡、周りの雑音などたくさん考えられます。
勉強の妨げになる誘惑や邪魔に打ち勝って、勉強に集中することができる人なら良いですが、集中できずにダラダラ勉強してしまう人もいるでしょう。
そのような人には朝に勉強することをおすすめします。
まとめ
朝勉強と夜勉強の両方ともにメリット・デメリットがあります。
効率的、効果的に学習に取り組むためには、メリット・デメリットをしっかりと理解し学習計画を立てましょう。
どちらか一方を選ぶとしたら、メリット・デメリットの総量から朝勉強をおすすめします。
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