【 高校生なら知っておきたい 】正しい句読点の使い方を解説します

高校生は小論文、感想文、国語のテスト、履歴書など文章を書く機会が数多くあります。

その中で、読点や句点をどこで使えばいいのか悩んでいる生徒も多くいるでしょう。

また、正確で分かり文章を書くためには句読点はとても重要です。

そこで今回は、高校生なら知っておきたい正しい句読点の使い方を解説していきます。

目次

句読点とは

句読点とは文章を書く時に用いる「。」「、」のことをいいます。

句点が「。」で、読点が「、」であり、文を正確に読みやすくする効果があります。

また、使い方によって文章の意味が大きく変化してしまう恐れがあります。

ですので、間違った使い方をせずに、正しく使う必要があります。

読点の正しい使い方

読点の正しい使い方を解説していきます。

解説していくことは、基本的な使い方である以下の5つです。

・接続詞や副詞の後

・長い主語の後

・並列で語句を並べるとき

・意味の切れ目

・間違った解釈を防ぐ


それでは1つずつ解説していきます。

接続詞や副詞の後

接続詞(しかし、または、ところで、だから等)や、副詞(なぜなら、決して、もし、おそらく等)の後には読点をつけましょう。

以下の例文をご覧ください。

例文

・一生懸命テスト勉強をした。しかし、点数が低かった。

・なぜなら、受験に合格したかったからです。


例文のように、接続詞や副詞の後に読点をつけることによって接続詞が強調され、その後の文が読みやすくなります。

長い主語の後

読点を長い主語の後に打つことによって、主語が明確になります。

下記の例文をご覧ください。

例文

家に帰って勉強をしようと思っていた太郎は妥協して勉強をせずに寝てしまった。

家に帰って勉強をしようと思っていた太郎は、妥協して勉強をせずに寝てしまった。


例文のように長い主語の後に読点を打つことによって、主語が明確になり、分かりやすい文章を書くことができます。

並列で語句を並べるとき

並列関係にある語句を並べる場合には読点を打ち、並べた語句を明確にしましょう。

以下の例文をご覧ください。

例文

明日のテストは国語数学理科の三教科である。

明日のテストは国語、数学、理科の三教科である。


例文を見れば一目瞭然ですよね。

読点を打ち語句を区切ることによって、どのような語句が並んでいるのかがハッキリと分かる文になります。

意味の切れ目

意味の切れ目には読点を打ち、読みやすい文章にしましょう。

とくに、二文に分けられる箇所や、読むときに間をとる箇所があれば、読点を打つかどうかを考えたほうが良いです。

以下の例文をご覧ください。

例文

兄が学校へ行ったので、私も急いで学校へ行った

兄はテストの点数が良いだけでなく、運動神経も抜群である


このような例文の場合では、読点を打ったほうが読みやすい文になるでしょう。

間違った解釈を防ぐ

二通りに解釈することのできるような、あいまいな文には読点を打ち、意味をはっきりとさせましょう。

以下の例文をご覧ください。

例文

彼は勉強をしながらテレビを見る妹を見つめていた。

彼は、勉強をしながらテレビを見る妹を見つめていた。(勉強しているのは妹)

彼は勉強をしながら、テレビを見る妹を見つめていた。(勉強しているのは彼)


このように二通りに解釈できる文には、読点を打ち意味をはっきりとさせましょう。

句点の正しい使い方

句点とは「。」のことを指し、文を区切るために、文の最後で使用します。

句点の正しい使い方は基本的に以下の3つです。

・「」や()の中で使用しない。

・感嘆符や疑問符の後には使用しない。

・文の長さを調節する。


句点は読点のように注意する箇所が少なく、間違った使い方をしてしまうことは少ないでしょう。

しかし、読みやすい文章を書くためには的確に使う必要があります。

それでは句読点の正しい使い方を3つ解説していきます。

「」や()の中で使用しない

句点は基本的に「」や()の中では使いません。

以下の例文をご覧ください。

例文

彼はこう言った「勉強しよう。」

彼はこう言った「勉強しよう」。

毎日勉強をする。(日曜日だけ休み)

毎日勉強する(日曜日だけ休み)。


例文の通り「」や()の後に打つことが基本的なルールです。

しかし、参照元筆者名を文の最後に記載する場合には()の前に句点を打つこともあります。

以下の例文をご覧ください。

例文

主体的に学ぶことが必要である(文部科学省より)。

主体的に学ぶことが必要である。(文部科学省より)

このように例外もあるので注意しましょう。

感嘆符や疑問符の後には使用しない

感嘆符[!]や疑問符[?]の後には句点を打ってはいけません。

以下の例文をご覧ください。

例文

明日はテストを頑張るぞ!。

明日はテストを頑張るぞ!


このように[!]や[?]の後には句点を使用しないようにしましょう。

文の長さを調節する

一文の長さは、60字以内を目安にすることが良いといわれています。

もし、60字以上になってしまう場合には、句点を使って文を区切ることができないか考えたほうが良いです

以下の例文をご覧ください。

例文

明日テストなので朝早く起きて勉強をする予定だったが、妥協して二度寝してしまい昼から勉強を始めたが、勉強の時間が足りず、明日のテストでは点数を取れないだろう。

明日テストなので朝早く起きて勉強をする予定だった。しかし、妥協して二度寝してしまい、勉強を始めたのは昼からになってしまった。勉強時間が足りなかったので、明日のテストでは良い点数が取れないだろう。


例文を見たら分かる通り、句点を打って文を区切ったほうが読みやすく、内容が理解しやすくなります。

まとめ

以上が、正しい句読点の使い方の解説です。

記事に書いているルールを守り、句読点を使うと分かりやすく正確な文が書けるでしょう。

それでも、句読点を打つ場所に迷ってしまう場合は、読者の視点に立ち、読みやすい文章を書くように心がけてください。

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